：《日本がグローバル自動車の未来を「ロック」した，水素技術の独占は既》
世界の水素自動車産業は、最近重大な挫折に見舞われた。究極のゼロエミッション車への道は、より遠のいたように見える。
Hondaは、日本の栃木県に建設予定だった次世代燃料電池モジュール工場の建設および生産計画を延期し、また経済産業省（METI）が主導する「GX（グリーントランスフォーメーション）サプライチェーン構築支援事業」からの撤退を発表した。この工場は当初、2027年度に年産3万基の規模で稼働開始する予定だった。
一方で、Hondaとトヨタは今年2月に新世代の燃料電池技術を発表しており、トヨタは2026年に第3世代FCシステムを量産開始予定、HondaもGM（ゼネラルモーターズ）と共同開発した技術を基に独自の次世代燃料電池技術を開発し、2027年の量産を目指している。
水素自動車はまだ「未来の技術」であるが、日本の自動車メーカーはその分野で大きなリードを築き、世界の自動車の未来をいち早く掌握しようとしている。
